修羅街の人/
チャオ
ず、波紋が大きければいい。でも、そんな器用なことが一体誰に出来るのだろうか?それでも、それを求める人々の言葉は、名誉や、金に埋もれてもなお、未来へ続こうとする。その世界で傷ついた心を、捨てられた心を、そっと、拾い上げることの出来る読者になりたい。
いま茲に傷つきはてて、
―この寒い明け方の鶏鳴よ!
おお、霜にしらみの鶏鳴よ・・・・
中原中也「修羅街輓歌」より
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