人権/HAL
父から理由もなく機嫌次第で暴力を受けつづけ
ペンチで左手の人差し指の爪を剥がされた痛みを憶えてる
ぼくでさえさすが三宅久之翁健在と拍手喝采をお贈りした
だから餓鬼どもは俺は偉いんだと勘違いをし
気に入らない奴には徒党を組んで苛めて喜ぶ
もしかしてそいつが自殺でもしようもんなら
遊びだったのに本当に自殺するとはねと嗤う
すべて実話です。一切の脚色はありません。最後の連はぼくの想いですが、直球過ぎたかも知れませんが、事件を知れば知る程、変化球は投げられませんでした。そしてここからは、ぼくの憤りです。本心は、苛めた奴等より保身に走る教育委員長や校長、そして絶
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