眩い・暗い・世界/うずら豆
 
眩い 暗い 世界で
僕はひとりぼっち


山鳩は朝を告げるのをやめ
向日葵は俯いている


何を信じればいいのか
自分すら曖昧だというのに


逃げだしてきた丘には
花に集うミツバチはいなかった


ここは何とも繋がっていない地
僕は誰とも繋がっていない人間


眩い 暗い 世界で
僕はひとりぼっち


そんな人たちが
いたるところにいる世界

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