ヒフミドリ/
灰泥軽茶
Tシャツを脱いで
じっと目を閉じる
葉葉がそよぎ
緑の光が身体を撫でる
汗がだんだんひいてきて
風がとても気持ち良い
葉葉の音に私の皮膚は
ぴくぴく脈動し
一枚一枚また一枚と
私を纏っている衣が
次々に飛翔し
跡かたもなくなくなり
空高く舞い上がる
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