地下鉄/1486 106
 
目が覚めたらいつの間にか夕方
午後の予定は繰り越しでサヨナラ
洗濯物溜まってきてるみたい
冷蔵庫の中身も空っぽだ

どうしようかな

煙草や酒に手を伸ばしてはまた
満たされない思いが蝕んでいくだけ
それでも何故期待したりするのか
飛び降りたり飛び込んだりしないのは何故かな

ずっと暗闇の中を走り続ける
地下鉄のような当ての無い人生だって
きっといつか見つける眩しすぎる光

なんて無いかなぁ

きっと映画みたいな奇跡は起こらない
脇役のような華の無い人生だって
自分は特別だって信じてみたっていいじゃないか

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