あおいつきがみてる/
朧月
眠りたくない
明日がこわい
どうして人は
今日を越えないといけないの?
ずっとひとりぼっちで
眠ってきたけど
慣れないの あの頃から
言い争う声も
物音もきこえないのに
眠れない
ポケットにいれた
今日の太陽をそっとにぎる
ぎゅっとむすんだ
唇のなかに
君への手紙をかくす
とどけばいいな
窓からとばす
きづいて
そんな夜を
おなじよるを
すごすだれかの枕元を
照らしておくれ
あおいおつきさま
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