リズム・セクション/HAL
は絶対不可欠な存在
俺達がカウントを叩き
リズム・ギターがコードを
6本の弦で弾かなければ
ベースがその隙間を突きながら
狂いなくヘ音音符でバック・アップしなければ
ドラムスがハイ・ハットを叩きながら
シンバルを打ちバスドラムを響かせなければ
スターは何もできない 1章節も歌えない
もし俺達に敬意を払わないスターならば
そいつは長くスターとして舞台に立てない
俺達がリズムを停めれば
同時にスターに当っていたスポット・ライトは消える
そう此の舞台を支え聴衆を立ち上がらせるのは
スターだけでは成し得ない
俺達リズム・セクションが
舞台の上にいるからだ
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