サウンドトラック/ねことら
毎日はどこまでも続く微熱のテンション。きのうのじぶんを殺しながらめざめた。散文の日々。ネジを閉める穴が空いていた。見せびらかすように、太陽で暖まる前のコンクリの上を急いだ。
獰猛な、敬虔な、怠惰なコーラス。いつもきこえる。横断歩道を飛び出せ!校舎の四階から突っ込め!なまじキスやセックスでみずに薄めようとするから。みんなチューインガム噛んで腐敗臭のように教室に漂わせてる。
アキラはいう。ヤりたいやつとヤったもん勝ちって。そうだ、鼻つまみの生ゴミ掃除、涙ちょちょぎれるボランティア精神、ここは総天然色のガラクタの楽園!
アキラはぼくにしかみえない。白黒反
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