紐/
十二支蝶
高いうたの底から滲み縁ってくるひかりが
もし涸らした地面に眩しさを近づけたなら
私は泣いてしまう
骨の芯を指ごと引き千切って爪が風にとんで砕け散るなら
なんて素晴らしい
おそくひくくほそくせまく
滴りよじる紐であれ 気色のない紐であれ
たとえそれが明いてしまうほどどこかへ焼きついても
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