追悼/雅寛
 
ると終わっていたなんて馬鹿な話。
所詮叶わぬ夢だったのだから。
もう、サヨナラだね。
「君達に幸せを、祈ればいいのかなぁ?」
「もう分かんないや。」
擦り切れたブザー音がして、僕の儚い夢は幕を閉じました……。
もう、終わったんです。
終わったんです。
「ねぇ?どうして泣いてるの?」
「あの頃の日差しが、やけに強くて、僕の目にしみただけさ。」
もう、終わったんです……。
終わったんです……。
戻る   Point(1)