君と夢見た夢の終わりに/
只野亜峰
恋の炎もいずれは消える
愛も泉もいずれは枯れる
枯れるだけならまだいいが
時にはそこに濁りきった泥水を注いでいかなければならない
そうして出来た泥水に二人で肩までつかりきって
昔の事など語らいながら緩やかに朽ちていけたなら
それを幸せと名づけようと思う
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