trill drill girl/しもつき七
{引用=
ときめきごときで生死を別つ、わたしたちの青春は、まだ戦火に燃えていますか
そしてチャイムが鳴って夢が突如として幕を閉じる、きもちよかったから授業が終わったあとも、総天然色に浸されて、眼球が塩素に溶けても、体育座りしつづけた水底で、くるくるまわる、ドリル、スクリュー、プールサイド、だれかがみている、わたしを、音楽とか、文学の眼差しで、虫眼鏡みたく太陽をあつめて、ずっとみている
現象チックな昼だった、東館の二階の廊下は死体だらけで、監視カメラに映り込みながら、泣いてみても、じつはハッピーなんだってこと、何かに察知されないように上履きをならして、キュッキュッてうたうと、ピ
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