別世界の父へ/
朧月
父の日が
なにごともなく過ぎていった
大きな肉も
豪勢なおさしみも
激励感謝のラベルのお酒も
関係のない私の昨日
ふと
私の父があわれになった
今どこにいるのかわからない父が
ま 幸せかもしれないし
と
父も想っているだろうか
想っていてほしい
そんな気がする昨日の今日
戻る
編
削
Point
(3)