猿山/ペポパンプ
あるところに
猿がいた
檻に閉じ込められ
外に出たかった
いい子にします。
自由をくださいと願った。
散歩に出された。
そして曲芸の練習した
いつも首輪をしていた。
ある日首輪を外されたが
遠くには行かなかった。
ある日噛まれた
最近練習をしないからだ
猿はいつしか野で
ドングリを食べたくなった。
脱走した。
餌を探すことができず
すぐ帰った。
毎日猿回しをした。
皆の拍手を貰った。
夢を見た森で奥さんがいて
子供がいて
他の猿とは接触しないからだ
寂しくて泣いた
猿はぐれた
芸をしなくなった
見かねた師匠は
動物園の猿山に預けてくれた。
猿は子供を作り幸せに
すごしましたとさ。
戻る 編 削 Point(3)