日常の詩/itukamitaniji
 
頃とは 何かが足りなくなった気がした

ふとした時に教わった 答えはずっとすぐそばにあった
難しいことではないのだ 今という日常を歌えば良い
足りる足りないではない ありふれるがしかしたったひとつ
自分にだけ与えられた 特別な日常のこと

辿りついた瞬間から 今は過去へと変わり続けてゆく
その流れの中で 一体どれくらいを覚えていられるだろう

生まれた瞬間から 全てのものは終わりへと向かう
その間に出会えるものが 無意味にならぬように

ずっと刻み続けてゆく
君が居たことの証明に
君と居たことの証明に
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