ロックとコントラスト/黒髪
 
ロックと言葉が僕の友
いつも僕をかきたててくれる
でも僕には歌が歌えない
調子外れの鼻歌くらいしか
みんなが期待してるからヒーローが登場するのを
夕日の中で君を抱きしめた
全てが闇に沈むなら
僕の全てを捧げよう
君の顔を明るく照らす灯火のように
だから全てを破壊する
ビルを打ち壊せ
粉々になったインテリ野郎のように
僕の目には涙がにじむ
ひとりっきりだ
僕の破壊した世界人々
ごめんよ……
みんな嫌いだった
僕自身が嫌いだから
笑いとばせたらどんなにいいだろう
ただの憂慮だったって
僕には光と闇しか見えない
そのコントラストしか
戻る   Point(2)