(第2話)アーヤと森とふしぎなひかり/吉岡ペペロ
ったからです
お母さんの手作りのそれらを家に遊びにきたヒョウスケくんはいつもアーヤのぶんまで食べてしまうほどでした
ヤンおばさんのことをいつもアーヤもお母さんもヒョウスケくんのお母さんと呼んでいました
でもきょうお母さんはヒョウスケくんのお母さんとは言わずヤンおばさんに届けてきてと言いました
アーヤはヒョウスケくんとおおげんかをして半年以上口をきいていなかったのです
たぶん、ヒョウスケくんが風邪をひいているんだ、
アーヤはそう考えました
ヒョウスケくんと仲直りできるのかなあ、
アーヤは木々のねっこを優しく踏み踏みし見えない鳥の声を聴きながら森を歩いてゆきました
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