Only One/文字綴り屋 ひじり
 
たった一度だけ君の瞳を見つめながら 

この歌を歌いたい 

聞こえなかったふり 

わからなかったふり 

君のそばを吹き抜ける夜風のように感じてもいいから 

この歌を歌いたい 

いつも君の背中に向かって歌っていた この歌を 

君が僕を忘れてしまってもいいように

君が僕から離れてしまってもいいように 

ただ独り 僕だけが覚えているから 

僕の人生で与えられた幸せな時間だったと 僕が覚えているから 

君がくれた切なさよりも 

僕が流した涙よりも 

君がいない世界を美しくみせてくれる たった一つの幸せだから
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