家路/青色銀河団
 

さっきまで
ともだちと遊んでいたのに
気がつくと
周りには誰もいなくなっていた

薄墨に暮れていると
むこうから
母が サンダルばきで
必死に走ってきてくれた





家へ帰る 道すがら
ぼくの手をしっかり握る
母の手は

どう考えても
ぼくの知っている
母の手ではなかった




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