ふるさとの山/
朧月
値段のつく時間に
ならぶことの憂鬱
イキルってつぶやいた
小さな頃のほうが真剣だった
安易に手に入ることが
平和だと信じさせようとする
がまんって文字を辞書から
排除してもいいことなんか起きない
さんどうへ続く道を
いつでも思い描いている
やまは私を誘うから
うまれた場所を忘れるなと
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