どんどん/らいみ
ている。
それは、もう際限なく
どんどんどんどん、
どんどんどんどん
浮かんでくるのです。
これじゃ、ゆっくり眠れないな、と思いました。
ああ、こうやって目をつぶってもどんどん行くしかないんだと。
どんどんどんどん
どんどんどんどん
それは、行為のはずだったんですけどね、
いつしか心音と呼応していました。
そうしたら不思議と、そのリズムに埋もれます。
どんどんどんどん
どんどんどんどん
胎内っていうのはこんな音なんでしょうか。
どんどんどんどん
どんどんどんどん
鼓動は呼吸を一定に保ち、
安らかな眠りがやってきたのです。
ありがとう。
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