雨に濡れた街角で/terada takeharu
れど
いつかまた逢えるその日まで あなたをなくさないで
雨に濡れた街角で すべての時を穏やかに汚してる
イカレタ幻を どうか壊さないで
雨が地面を叩く音が 静かに聞こえている
希望がみえない暮らしの中で はじめて痛みを知った
残酷な神様があふれてる いつの時代もあふれてる
夢を魔法の中に刻みこんで 風のなかに消えていく
燃える炎を背負う男が あちこちで泣いてる
雨で濡れてしまっても ふたたび炎は燃える
隠しておいた秘密が いつの間にか迷子になった
引き出しに残されたものは 想い出と空しさだけさ
期待に応えなくていい できるだけなすがままに
存在理由がわから
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