自由の文字/
永乃ゆち
身体中に流れるコールタールが心臓を突き破った
屋上から見上げた空には自由の文字が浮かんでた
地に着いた両足は腐り始めてる
優しい人達の笑い声は遠く
涙だけ詰まったボトルが転がっていった
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