骨飴/
たもつ
ぼくの骨が溶けだして
飴玉のような
真っ白な塊になる
飴玉だよ、と
近所の子供にあげると
骨みたいな味がする
そう言って無邪気に笑う
骨の無いぼくは
ぐにゃぐにゃの体で
自転車にも乗れない
それでも明日には慣れて
乗れる気がする
自転車とは
そういうものだ
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