太陽はいらない/в+в
 

本当に信じてくれるなら
何にも聞いたりはしないで
やさしい言葉をかけて
僕の瞳を覗き込んだりしないで

ねえ、君はいい子
だから白ゆりの歌なんて唄わないで

ほら、叫び声が聞こえる
あれは月の犬さ
小さな鐘の音も聞こえるはずだよ

それが鳴りやむ前に
僕の頭の右側に
ヒマワリの種を埋めてくれないか
そうしたら僕は
君の椅子になってあげる

みてごらん
天井から降りてきた人形はいつも裸なんだ

もしも頼んでもいいのなら
この青いガウンを着せてあげてくれないか
できれば僕の家が燃え尽きてしまうまえに


いつだって僕は
おいしそうなハムでいたいんだ

そうすれば泳いでいるうちに
地球の裏側へと辿りつける

土のなかにいられるのは
神様のくれた大いなる喜びさ

そうしたら僕はもう
太陽なんていらない




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