青の世界/ソラノツバキ
 
僕の世界が青に染まる頃
終わりか始まりかを悩んで考える
あなたの風車はまわり始めたのか
あなたの風車はまわり終えたのか
想像が膨張して 空間が黄金色に染まっていく時
風は贈る 寒がりに暖かい風を
風は贈る 暑がりに涼しい風を
時にすばやく
時にゆるやかに

僕の世界が青に染まる頃
広すぎるベッドでひとり悩みこむ
強すぎず弱すぎず吹く風になりたいと
たったひとつの風車さえまわせればと
風は吹く 全てを越えて旅をする
風は戻る たったひとつの風車に
心の中で描く円にあなたが気づいたなら
あとは見えない風があなたを包むだろう
終わりも始まりもなく
ひたすら包んでくれるだろう
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