曇り空の空気感/kauzak
 
湿った空気
それはイメージだけのもの
なのかもしれない
けれど好きなんだ

曇り空のもと
太陽を見失ったまま生きている
それでも十分すぎるくらい
明るいのが不思議で

どこから来るのか分からない

に包まれていると
自由に動けるような気がして

無防備に歩いていく
街の中を
こんな日こそ
蒸発するのにふさわしい

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