自由/吉岡ペペロ
 

じっと見つめていても

なにも浮き出ては来なかった

目に見えるものはそうだった

花びらを咲かせるちから

花びらと木を繋ぐちから

イメージと言語を連動させる

アーモンドにスイッチが入る

自由とは可能性を歩いてゆくことだ


ぼくは花が咲いていることよりも

花が咲いたあとにしか興味がなかった

それがなぜなのか分かるような気がした


じっと見つめていても

なにも浮き出ては来なかった

目に見えるものはそうだった

花びらを咲かせるちから

花びらと木を繋ぐちから

イメージと言語を連動させる

アーモンドにスイッチが入る

自由とは可能性を歩いてゆくことだ
戻る   Point(2)