《Rockは死んだ》か/HAL
 
だった
彼等は自分達の祖国であるアメリカ合衆国に激怒していた

ぼくの大好きな楽曲である《The Sad Cafe》を
そのアルバムのラスト曲に収めたことは
彼等ははっきりとぼくらにひとつの時代は終わったんだと
彼等もぼくらもこの世界は《愛》や《自由》の言葉で変えられると
想っていた淋しい人混みの一部だったとも総括さえしていた

しかし彼等は最後にこう歌った
『愛しいひとの様な真夜中のSad Cafeで逢わないか』と
それは彼等とぼくらの再会の約束だった
彼等は2001.9.11にぼくらと逢う前に
再結成後の最初の新しいアルバムの為に逢う予定でいた

しかし誰もが知っ
[次のページ]
戻る   Point(5)