春五番/
nm6
木製のアタマがらんどう彫刻刀踊る阿呆の彼女はどこへ
靴紐の駆け出す夜のちぎれそう電線乱交ピンクの風船
暗闇に光る桜のAppleの製品ほどに白い呆然
ミニスカートふるえる空の午前二時君の細い肩君の細い肩
花束を投げる彼女の瞳孔の赤と白ともつかぬ夕暮れ
戻る
編
削
Point
(2)