1994年5月1日/HAL
 
天才とは神に選ばれしもの

そう神はきみの近くにいた

しかし余りに神に近いため

その手と握手してしまった

そして天空へ消えて逝った

そしてきみの名だけが残る

神はいつも余りに気紛れだ
   
神はいつも与えそして奪う

それを非情と呼ばなければ

何を非情と呼ぶかを教えよ  

それに代わる言葉を教えよ

それを何と呼べばいいのか








※作者より
これは単なるぼくの勝手な哀悼の吐露にしか過ぎません。詩よりも吐露が長いとの批判も感傷的過ぎるとの叱責も甘んじて受ける覚悟で投稿しました。
 ●詩の背景として
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