日常/
田園
やわらかな月が水面にうつる
すくったらきっと絹ごしの豆腐みたいなんだわとひとりごちる
せわしない烏が塵を漁る
捕まえて焼いたらプラスチックがでてくるんだろう
妖怪じみた義母を介護する
義母は私を憎んでいる
なんでもない日常で
私は構成されている
なんでもない日常で
私はじわじわと死んでいる
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