太陽の真下で/
朧月
言葉を知らない
小さな子供は
その瞳で話する
私の心を
見透かすようにじっとみつめて
そっとこの手にふれてくる
私はまた
なにも言えずに
おそるおそる握り返す
ふりかえれば
小さな自分自身の影が
よりそっている
太陽が真上で笑った
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