四年/榊 慧
 
りがとう」
銀河
銀河

立派で
ない


、ぎんが
ストーン
「銀河」
「ほし」
「の」
「うみをください・」

くず

「銀河」
「うみ」
「ほし」「ありません。」
己、

また、
生きている
「はい。」
意味
とか、
そういう

「ぎんが」
「ほしたち・」
「生。」
であります。

十八歳、
「比良八荒」
の季節、
「爪が割れました。」

おります。

白いベッドで
どこか白くなった
「おじいちゃん。」
最後に
言ってくれた
言葉が聴き取れなかった
まま、
四年

「死ねません」
「です」。

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