失われたもの/
番田
詩を書き始めたのは何故だろう。多くは現実逃避が目的だった。人と、異世界に旅立ちたい。人としての言葉をかたることには成長させる意味などないのだと知っていたのだが。そうすることを許してくれたのは、気心の知れない、僕の友達だけだった。多くの場合に、それを受け入れてくれたのは、そんな友達だけだった。また今日も一人、会社を辞める人がいた。ぷー太郎という響きは良いが、三日もすればこの街の精神異常者が確実に誕生するのである。
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