はたして文学極道は本当に滅亡するのか/kaz.
 
結論から言えば文学極道は滅亡することはない。ただし、滅亡ということのそもそもの意味は文学極道において持ち得ないという前提においてである。文学極道は滅亡というものを抱えるほどに大きな存在ではないとか、それだけの大きなものになれば、立派に滅亡することができるようになるのだとか、そんな中途半端な主張は、この後で否定される。大きいか小さいかとか、そんなことは全く関係がないのだ。

そもそも文学極道は「文学極道とは〜である」という問いに対してきちんと答えようとしてはいないし、同じように「文学とは〜である」という問いに対しても答えない。理由は簡単である。問いが解消されてしまえば、そこに存在意義が発生しなく
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