倦怠と憂愁/
yamadahifumi
あの丘の上では
昔の僕が泣いている
あの浜辺では
今の僕が、孤独のまま
疾走している
何もなかった人生
絶望しかなかった青春
今、僕は昔の詩人のように
手の平を眺めて自殺を想う・・・
一人、静かに
夜の上に腰かけて・・・
波は寄せては返し
僕の倦怠と憂愁を浚っていった
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