愛の重さは…/ジュリエット
布団からはがれない
重い身体
頭は鐘を被せられて叩かれているように
ごうんごうんと
鈍く痛みがはしる
肩は石のように凝っていて
腕は上がりそうにない
腰には縄で強く縛られているように
ぐいぐいと
激痛が駆け巡っている
足は枷をされたような
重みで自由に動かない
声を出そうと
からからに渇いた喉を震わせても
すうすうと
空気の抜ける音がするだけ
目を開きたくない
目を開けば
そこに見えるのは
闇ばかりだろう
闇の中を迷うように
夢から覚めて
目を開くと
そこはまた闇
またあの恐ろしい場所に突き落とされる
な
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