しくみ/
佐伯黒子
軽くなった背中は
じぶんの骨格をおぼえているかい
あいつを鷹を
しばらく見ていないんだ
形づくっていた骨
いっぽんいっぽんの組み合わせ
こうやって生きていたのに
眠ったらそのうち目覚めるとでも
おもっていたのかい
かさかさと聞こえる
砂を噛んだ
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