宇宙飛行士に告ぐ/こういった
 

藍色の街を行く
君は似合わない宇宙服 着て
最近の悩み事
暫く話し続けてから泣いた

藍色の小宇宙
君が白く呼吸をしながら
会話にも ならず
伝わらないまま眠りにつく

僕は
むしろ君の空気になりたかった

吐き出した言葉が
無重力
そんな無力に浮かんで
掴もうと必死になる

おーい

おーい

伝わらないんだろ
繋がらないんだろ

おーい

毎日に隠れた最終回を
探して生きる僕は
どう見ても死にたがり

それでも
僕は
むしろ君の空気になりたかった

全く揺れない心
膨らんで離れてしまう前に

見たいの



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