朝日/ジュリエット
 


君が遠ざかって
泣いて
泣いて

泣き濡れて

ひとばん泣いても
僕の涙の雨は止まなかった

光が見えなかった
このまま
ずっと
泣いたまま

君を想っていられるなら
このままだって…



あまりにも
夜の闇がこわくて
まとわりつくような
あの闇が
こわくて
こわくて

このまま
僕には朝がこないのかもしれない
君はまた
朝の日差しの中
歩いて行くのに

僕だけは
この闇に
置き去りになって
闇と一体になって
いつかは誰にも気づかれなくなる


気づいたら
僕の心には
しんしんと雪が降って
気持ちは

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