便り/こしごえ
 
座っている
代わりにその時
あなたとは会えないのである
それが自然だろうか
いずれ次元の川にひとつとなり
流れ出る時がある
それまで、さようなら。はい
一つ二つ三つ四つ五つ六つであります

(すこしばかりの空から大雨が降って来た)
川の音は大きくなり
さらに
雲の視線は遠くを見つめ
大海へと続く
御別れのあいさつは
終点の引力をめざし
風色は限り無く静まり源流が
消息を知る














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