小さじ一杯豆板醤/
灰泥軽茶
どこもかしこも豆板醤
爆竹弾けて踊る龍
そんなことなら豆板醤
炒めてしまえばうまくゆく
いつものところで豆板醤
温もり探して触れる指
ここぞとばかりに豆板醤
フレフレ鉄鍋揺れる炎
とにかく急いで豆板醤
熱い息吹が時を告げる
振り向くそばから豆板醤
染める紅色とうがらし
やっぱりさよなら豆板醤
うなじが綺麗だそよぐ風
あちらこちらに豆板醤
終わるパレード福笑う
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