詩のスタイルについて/小川 葉
 
かもしれない。もし子供があの時アップルにアップルをこぼしてなければ、わたしの詩のスタイルもなかっただろう。今もパソコンで詩を書いていたとしたら、きっとあの時みたいに長いものを、たらたら書き続け、わたしにとって詩とはなにか、などと腕組みしていたかもしれない。

短い詩のトレーニングを、あれ以来積み重ねてきた。そろそろまたパソコンで、長いの書いてみたい気もするが。あるにはあるのだ。しかしそれは専らワンセグTVとなっていて、家族に占領されている。父の詩作専用に、もう一台欲しいものであるけれど、まあなければないで、困らない程度のわたしである。


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