息づかい/
灰泥軽茶
昨夜わいわい
朝までざわざわ
朝の光が心軽やかにする
どこまでも行けそうだねと
笑い声がする
皆が帰り
皆が居なくなり
息づかいだけがそこに残り
そこに温もりがあったであろう空間を
眺めると
とても広く感じる
朝の光が淡く残像を浮浪波紋
そこに手を伸ばせば
皆の頬を触れれるような
そんな朝
戻る
編
削
Point
(7)