息づかい/灰泥軽茶
 
昨夜わいわい
朝までざわざわ
朝の光が心軽やかにする

どこまでも行けそうだねと
笑い声がする

皆が帰り
皆が居なくなり

息づかいだけがそこに残り
そこに温もりがあったであろう空間を
眺めると
とても広く感じる

朝の光が淡く残像を浮浪波紋

そこに手を伸ばせば
皆の頬を触れれるような
そんな朝

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