夢のつづき/信咲
いつも二人でふざけてたよね
じゃれあってた頃の二人を思い出すと
これからの僕の人生に君がいないなんて嘘みたい
ほんと どっかのテレビのドラマみたいに
これまでの話が全部夢ってオチだったらどんなにいいだろう
今でも あの街にいけば君に会える気がする
そして また二人でふざけて酔っぱらって
閑散とした冬の街の中を歩くんだ
そしたら もう小さな悩みごとなんか飛んでいっちゃってさ
眠った街の中で 君の声だけが聞こえるんだ
大好きだったんだよ 本当に
人と人が出会うことで 成長できるって本当かな
僕は君と出会って前より強くなれたかな
たくさん努力をして もう一度君の前に立てたら
どんなに素晴らしいだろう
だけど もうそんな日は来ないよね
ただ あの日酔っぱらいながら話したお互いの夢
それをもう一度追っかけてみようと思ったよ
そしたら君と過ごした日々は
僕の中で鮮やかなまま生きつづけると思ったんだ
戻る 編 削 Point(3)