一人ぼっちのかくれんぼ/信咲
これが最後って分かっていたなら
もっとマシなことが言えたのに
君はいつだってずるいんだよ
また いつもの悪ふざけみたく
後ろから おどかしてくれたらいいのに
君がいなくても
街は呼吸して 毎日は始まってく
目覚ましの音で一日がはじまる
ちがうのは 君がいないだけ
大丈夫だよ 元気にやってるから
でも 心配だったら時々見守っててよ
落ち込んだり 空まわりしてる僕を見て
また いつもみたいに笑ってほしい
僕たちは 群衆の中の塵みたい
逃げ場の無い時間の中で
何も変われずにもがいてるんだ
だけど 誰かがそれを笑えるのかな
くだらない永遠や広い世界の話なんかより
僕には君が必要なのに
戻る 編 削 Point(2)