一人ぼっちのかくれんぼ/信咲
 
これが最後って分かっていたなら
もっとマシなことが言えたのに

君はいつだってずるいんだよ
また いつもの悪ふざけみたく
後ろから おどかしてくれたらいいのに

君がいなくても
街は呼吸して 毎日は始まってく

目覚ましの音で一日がはじまる
ちがうのは 君がいないだけ

大丈夫だよ 元気にやってるから

でも 心配だったら時々見守っててよ
落ち込んだり 空まわりしてる僕を見て
また いつもみたいに笑ってほしい

僕たちは 群衆の中の塵みたい
逃げ場の無い時間の中で
何も変われずにもがいてるんだ

だけど 誰かがそれを笑えるのかな
くだらない永遠や広い世界の話なんかより
僕には君が必要なのに

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