夕べのけんか/
朧月
起き抜けのふとん
脱ぎ散らかした服
置かれたコップ
あちこちにいる君の名残は
なにも語らない
どうすればよかったかなんて
もう間に合わない
ひとつひとつ手に取り
きれいになおす
反省だけじゃない
あたしの心で
おかえりって言おう
なにもなかった顔で
いろんなもん入っている
鍋を囲もうよ
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