イメージの記憶/チャオ
限りない想像力は、道路の上でため息をする。
降り積もる塵は、冬の乾いた空を輝かせる
今日は夜の星空に手が届く 昨日の朝は通り過ぎた
置き去りにされた僕は、乱反射する朝日の前で眠りについたまま。
目の前を通り過ぎた記憶は、不確かな出来事だった
何に残されることもない、確かな映像が残った
公園で埋められた記憶 山の中に置き去りにされた記憶。
元に戻らない幼少の記憶は、街頭を歩く今日の呪縛になる。
また今日も食べるものがない。
明日がきても変わらない
僕は、地面の上、はるかな空に両目を見開く。
空腹なイメージは、道路の上でため息をつかない。
戻る 編 削 Point(1)