イメージの記憶/チャオ
 



 限りない想像力は、道路の上でため息をする。

降り積もる塵は、冬の乾いた空を輝かせる
 
   今日は夜の星空に手が届く  昨日の朝は通り過ぎた
 
 置き去りにされた僕は、乱反射する朝日の前で眠りについたまま。

 目の前を通り過ぎた記憶は、不確かな出来事だった

何に残されることもない、確かな映像が残った
 
   公園で埋められた記憶 山の中に置き去りにされた記憶。

 元に戻らない幼少の記憶は、街頭を歩く今日の呪縛になる。

また今日も食べるものがない。

 明日がきても変わらない
 
   僕は、地面の上、はるかな空に両目を見開く。

空腹なイメージは、道路の上でため息をつかない。


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