おとずれ/
加藤
どこでもない幸せは
どこからやって来るのだろう
何も見えない心の奥底か
からっぽの場所に吹く風か
何気ない言葉は
どんなに深く軽い想いから生まれるのか
この思いは誰も知らない 見つからない
それでもまた 思っているものは
新しい何かなのか
やわらかい不思議な風が通り過ぎる
家の裏を歩く時や 家の前を歩く時
浅い夢のよう
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